国際ネットワーク体制

本国際共同研究課題は、地球環境研究のFEネットワーク・ハブ構築を目的に、FE研究の基幹研究に対応する(A)地球環境モニタリング、(B)環境技術開発、(C)地域開発の3分野で複数の国際共同研究を同時推進し、本機関がこれらのハブとして発展することを目標とします。

具体的には、(A)地球環境モニタリング分野は、地球温暖化、生物多様性、都市の拡大をキーワードとし、地球環境モニタリングに関連した以下の4つの国際共同研究を進めます。

A-1.森林を対象とした生態系炭素循環モデルの構築(フランス・国立農業研究所、ロレーヌ大学)

A-2.周北極域における森林生態系内枯死有機物等の分解挙動把握(フィンランド森林研究所)

A-3.地球上に広く存在する嫌気環境生態系における生物の役割解明(カナダ・ダルハウジー大学)

A-4.急速な都市化等、人間活動による土地利用/被覆変化の詳細把握(イギリス・レスター大学等)

次に、(B)環境技術開発分野では、水衛生、廃棄物、エネルギーをキーワードとし、以下の3つの国際共同研究により、新しい環境技術の開発に取り組みます。

B-1.アジア調和型水衛生技術・システムの開発

(スイス・連邦水科学技術研究所開発途上国水衛生部門(SANDEC))

B-2.下水汚泥高効率メタン発酵とバイオガス精製システムの国際共同開発

(ベルギー・ルーヴェンカトリック大学)

B-3.新規太陽光ストレージ材料の開発(オランダ・ユトレヒト大学、デルフト工科大学)

B-4.サステイナブルな地盤環境保全技術の確立(アメリカ・コロラド大学)

最後に、(C)地域開発分野では、減災、食料問題をキーワードに、以下の2つの国際共同研究を進めます。

C-1.環境負荷軽減のための巨大津波に強い構造物・社会インフラ整備のあり方 (アメリカ合衆国・ハワイ大学)

C-2.食品科学的観点からみた地酒製造法の国際比較研究(タンザニア・ソコイネ大学等)

上記の国際共同研究を中心とした3年間の研究期間において、毎年派遣者によるオープンなフォーラムや、内部向けの報告会を実施し、これら個々の国際共同研究により構築されたFEネットワークを、有機的にハブ化することを目指します。

*状況に応じて、変更や追加の可能性あり

分野 共同
研究テーマ
国・機関・受入研究者
(A)地球環境モニタリング (A-1)森林生態系炭素循環モデルの構築 (担当:大澤教授)  フランス・国立農業研究所(Bosc博士)、ロレーヌ大学(Epron教授)
(A-2)森林生態系内枯死有機物等分解挙動把握 (担当:大澤教授)  フィンランド・森林研究所(Finer教授)
(A-3)嫌気環境生態系における生物の役割解明 (担当:宮下教授) カナダ・ダルハウジー大学(Roger教授)
(A-4)人間活動による土地利用/被覆変化詳細把握 (担当:渡邉教授、西前准教授、橋本准教授) イギリス・レスター大学(Comber講師)、他
(B)環境技術開発 (B-1)アジア調和型水衛生技術・システムの開発  (担当:藤井教授、田中准教授) スイス・連邦水科学技術研究所(Strande博士)
(B-2)下水汚泥高効率メタン発酵システムの国際共同開発 (担当:高岡教授) ベルギー・ルーヴェンカトリック大学(Baryens教授)
(B-3)新規太陽光ストレージ材料の開発 (担当:梶井教授) オランダ・ユトレヒト大学(Meijerink教授)デルフト工科大学(Dorenbos教授)
(B-4)サステイナブルな地盤環境保全技術の確立 (担当:勝見教授) アメリカ合衆国・コロラド大学(McCartney教授)
(C)地域開発 (C-1)海洋環境を考慮した巨大津波に強い社会インフラ整備 (担当:清野教授、古川准教授) アメリカ合衆国・ハワイ大学(Riggs教授)
(C-2)食品科学的観点からみた地酒製造法の国際比較 (担当:舟川教授) タンザニア・ソコイネ大学(Method准教授)カメルーン・チャン大学(Fonteh教授)

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