修了生の声

地球環境学舎 紹介ビデオ

留学生が地球環境学舎の魅力を語ります。

VOICE 1

2017年度 修士課程修了

青木 友宏
地域おこし協力隊(みなべ町役場)

私は「農村地域の魅力を引き出し、活力の高めるシステムをつくりたい!」という思いを持って地球環境学舎に進学しました。持続的農村開発論研究室では、地域づくりの手法を学ぶとともに、国内外の地域現場に直接入り、専門的なノウハウを活用した実際の地域づくり現場を経験しました。特に学舎のインターン制度では、農村地域に滞在しながら住民目線からの地域の現状を肌で感じました。地域の活力を高めるためには、「産(企業)・学(研究機関)・官(国・地方自治体)・民(地域住民)」の一体となった連携活動が必要であり、それらの連携調整を行う為の「パイプ役」機能が非常に重要であることを学びました。

学舎修了後は、和歌山県日高郡みなべ町にて「地域おこし協力隊」として、「産・学・官・民」の各主体の連携をベースとした、地域の活力向上に繋がるシステムの雛形づくりをおこなっています。積極的に地域活動の現場に入り、町役場や地域住民の方々と交流し、双方の信頼関係を構築することで、「官・民」間の「パイプ役」機能を果たし始めています。さらに、地球環境学舎等の研究機関の方々と定期的に相談や交流を行うとともに、専門的な観点からアドバイス視点を頂く活動を通じて、「学・民」間の連携強化も進み始めており、目標の「地域の活力を高めるシステム」作りに一歩一歩近づきつつあります。

このような地域活動の円滑な実践は、現場の空気を肌で感じられるインターン制度や、「分野、国籍、先生と学生」の枠組みを超えて議論し合えるグループディスカッションが大きく役立っていると感じています。地球環境学舎には、たくさんの熱い思いを持った先生方や国内外の同級生と接する機会があり、幅広く体系的な知識を学び国内外のあらゆる研究フィールドへのチャレンジが可能で、自分の将来の可能性を無限大にひろげられる魅力があります。

VOICE 2

2009年 修士課程修了

宮崎 匠
三菱東京UFJ 銀行所属(大阪ガスより出向中)

私は地球環境学舎を卒業した後、ガス会社で国内外の資源や発電所等のエネルギーインフラの開発を担当しています。英国子会社への駐在や金融機関への出向といった機会にも恵まれ、苦労しながらも充実したキャリアを送れていると感じています。

地球環境学舎での2 年間が自分の礎を作ったことは間違いありません。在学中の留学生との交流やインターン制度で英国の大学の研究室に身を置かせて頂いたことが私の目を世界に向けるきっかけとなりました。また数々のユニークなプログラムの中で、多様な価値観やバックグランドを持つ仲間達と切磋琢磨することで、自分の視野の狭さに気づかされると共に様々な環境に身を置かれたときに粘り強く解決策を見出す努力ができるようになったと感じています。

今でも果たして自分が地球環境学舎の理念を体現できているか自問する毎日ですが、自分の信念に背かず真摯に生きるクラスメート、先輩・後輩から得る刺激が今も自分のエネルギーになっています。地球環境問題は非常に困難な課題ですが、仕事を通してその解決に貢献したいと考えておられるのであれば、是非入学をご検討頂きたいと思います。

VOICE 3

2017年 修士課程修了

ウム ソパナヴィ
カンボジア日本人材開発センター(カンボジア、プノンペン)

日本での生活、そして大学院(GSGES)での生活を通じて、私は多くの新たな経験や知識を得ることができました。GSGES のプログラムは交流の場としても、また実地研修やインターンシップ・プログラムなどその内容も、私にとって印象深いものでした。

学生たちはグループディスカッション、プレゼンテーション、研究課題を通じてそれぞれの知識や理解を分かち合うことができます。私は大学院全体でのプレゼンテーション、共同研究室や所属研究室でのプレゼンテーションなど様々な機会に恵まれ、多くのことを学びました。また、教授をはじめプレゼンテーションに参加した人々からの意見のおかげで、研究テーマを深めることができました。

私の学んだプログラムは、理論的なものだけではなく実践に即したものもありました。丹後での実地研修は私には忘れがたい経験で、海洋生物の採集をしたりその年齢を調べたりしただけでなく、土壌型の見分け方や樹形の測定方法も学びました。

インターンシップも興味深いものでした。インターン受け入れ先の人たちと良い人脈が築けましたし、カンボジアの政府機関と仕事をすることが実際にはどんなことなのかも学びました。セミナーやワークショップの開催運営スタッフを補助する仕事のほか、インターンシップの機会を利用して現地調査を行い、論文のデータを集めることもしました。データを収集するために、事前にアンケートを用意して、コミュニティーでインタビューを実施しました。インターンシップは研究対象のコミュニティーに出向いて自分の研究テーマに沿ったデータを手に入れる絶好の機会です。

私はGSGES で、プレゼンテーションや実地研修、インターンシップを通じ、知識を学び、深め、分かち合う良い機会を得ました。現在、私はカンボジアのプノンペンにあるカンボジア日本人材開発センター(CJCC)でコーディネーターとして働いています。

VOICE 4

2012年 修士課程修了・2016年 博士課程修了

小林 舞
総合地球環境学研究所 研究員

海外での生活が長かった私は、環境問題を日本のコンテキストの中で、しかも、実践を重視する先生の元で学びたいと思いました。 東京には住みたくなかったし、「 三才学林」といった開かれた場のある大学院での学びが楽しみでした。

学舎での修士課程は、必修科目をこなしながら錆びついた文章能力に苦戦する日々でした。授業や共同作業で同期の学生と接する機会も多く、強い仲間意識が生まれました。また、たくさんの文化圏から来た人たちとの出会いがあり、それぞれの問題意識、違和感、夢から学ぶことが多い贅沢な時間でした。

環境問題が年々深刻になって行く中、何を問題とし、どう危機を理解し、いかに解決方法を共有して行くか、決まった答えのない、分野を超えた試みであるからこそ、互いを理解するコミュニケーション能力が問われます。多様性に目を向け統合性のニーズを感じて集まって来る学舎生は、これまでの学問体系の中で優秀な成果をあげてきた先生たちとも一味違う新しい想像力を持っていると感じたことがよくあります。急務を要する新しい分野にふさわしい、柔軟な想像力が必要です。

博士課程に進学し、卒業後は、修士課程のインターン先としてお世話になった総合地球環境学研究所でプロジェクト研究員として働いています。そこで、学舎にいたからこそフィールドにすることができたブータンの有機農業政策について、また、持続可能な食の未来についての研究を続けています。