生態系生産動態論

キーワード : 森林の構造発達,炭素循環,炭素の吸収機能と貯蔵機能,樹木の生活様式,木部構造

スタッフ名、職名

大澤 晃 教授
岡田 直紀 准教授
檀浦 正子 助教

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概要

 森林など主要な生態系の物質生産と群落動態様式,またこれらを可能にしている植物生態生理学的機能に関して主にふたつの側面から研究を進めている。

 ひとつは森林の構造発達様式とそのメカニズムに関する研究で,樹木年輪,数学モデル,生態学的調査を組み合わせた解析を行っている。特にカナダ北西部,北欧,日本をフィールドとして,地球温暖化の影響が早くあらわれると考えられる亜寒帯林の炭素動態と蓄積量を過去にも遡って推定しようとしている。

 もうひとつは樹木の幹内部構造に着目した研究で,生態木材解剖学的見地から,水分通導をおこなう導管の大きさや分布などが開葉,枝の伸長,樹木の成長速度とどのような関係にあるか安定同位体や樹木生理学的手法も使って調べている。温帯とともに,タイ,マレーシアなどの熱帯の樹木も研究対象である。

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Fig.1 : リタートラップを設置したカナダのマツ林
Fig.2 : 乾季の落葉性熱帯季節林

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Fig.3 : 樹木成長や過去の森林構造推定のための年輪サンプル