環境経済論

スタッフ名、職名

諸富 徹 教授

概要

本分野では、気候変動政策とエネルギー政策を経済学的視点から分析することを目的としています。そのために、本分野の志望者にはまず、理論的基礎としての「環境経済学」の学習が求められます。その上で、以下3つの研究テーマに重点的に取り組みます。

主要研究テーマ

【1】気候変動政策手段の経済分析と制度設計

さまざまな環境問題の中でも、とりわけ気候変動問題を中心的に取り扱います。社会科学の役割として、環境問題を解決するための社会的仕組みの考案、その制度設計が重要な課題となります。経済学の観点からはとりわけ、環境政策の政策手段(環境税、排出量取引制度、補助金など)が、主要な研究対象となります。

【2】再生可能エネルギーと電力システム改革

気候変動政策の一環として、再生可能エネルギー政策は重要な位置を占めます。他方で、再生可能エネルギーの大量導入を可能にする電力システムのあり方の研究も重要です。本分野では、電力自由化の中で再エネの普及を促すことで、電力システムを「集中型」から「分散型」へ移行させるための制度設計とその経済分析を進めます。

【3】再生可能エネルギーと地域再生

再生可能エネルギーは「分散型電源」と呼ばれるように、化石燃料や原子力と異なって、どの地域にも賦存するエネルギー資源です。それをどのようにして地域再生につなげるかを、本分野では分析していきます。自治体とも協力しながら、再エネがもたらす「地域付加価値」の分析や、シュタットベルケ(エネルギー公社)やエネルギー協同組合などの事業主体についての研究を進め、政策提言していくことを目標とします。


長野県飯田市における太陽光発電普及のための地域的ビジネスモデル