地球環境学堂がバンコクで概算要求経費キックオフ準備会議を開催

 地球環境学堂は、概算要求特別経費「海外サテライト形成によるASEAN横断型環境・社会イノベーター創出事業」(平成27~30年度)の実施のため、タイ・バンコクにある本学ASEANセンターでキックオフ準備会議を実施しました。

 本事業は、海外協力大学と協力して海外サテライトを設置し、英語に加え現地語を使える本学大学院生、日本語を使える海外大学院生を修士課程3年のダブルディグリープログラムで教育しようとするもので、会議には、海外サテライトを設置するハノイ理工科大学(ベトナム)、ボゴール農業大学(インドネシア)、マヒドン大学(タイ)、および準サテライトの王立農業大学(カンボジア)から、それぞれHuynh Trung Hai ハノイ理工科大学環境理工学部長、Ernan Rustiadi ボゴール農業大学農学部長、Suwanna Kitpati Boontanon マヒドン大学准教授、NGO Bunthan 王立農業大学長が出席し、一方、本学からは、稲葉カヨ 理事・副学長、杉万俊夫 理事・副学長、藤井滋穂 地球環境学堂長、舟川晋也 同副学堂長、縄田栄治 農学研究科副研究科長らが出席しました。

 会議は、参加者の自己紹介、稲葉理事・副学長からの歓迎の挨拶で始まり、続いて事業リーダーの藤井学堂長によるプロジェクト内容の詳細説明と、海外サテライトを設置する大学へのダブルディグリープログラム実現のための依頼事項が報告されました。その後、海外サテライト設置予定のハノイ理工科大学、マヒドン大学、ボゴール農業大学の順に、それぞれの大学の概要、教育システム、ダブルディグリー等の実績、さらに本事業実現のための準備状況が説明されました。会議では、「実装構造」、「ロードマップ」、「戦略とビジョン」など本事業実現に関する、さまざまな関連事項が熱心に討議され、関連海外大学の本事業参加への関心の高さが示されました。

 会議は、平成27年10月頃に予定しているキックオフシンポジウム(京都)での再開を約束し、盛会のうちに終了しました。

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