G30南あわじ市研修旅行 2014年3月6-7日

行程

2014.3.6-7

参加者:学生15名、教職員3名

1日目
かわらや
JA淡路島榎列野菜集荷場
南あわじ市イングランドの丘
淡路島西洋野菜園
淡路人形浄瑠璃資料館
三原高校郷土部

2日目
沼島

旅日誌

留学生対象の研修旅行を南あわじ市で行いました。1日目は、最初に、淡路島の伝統産業である瓦づくりを見学しました。淡路の瓦は日本三大瓦のひとつですが、「瓦屋根は地震に弱い」という風評によって、現在苦戦を強いられております。その中で、瓦屋さんもいろいろな試みをやっておられ、その一つとして、瓦で焼くイノブタの焼き肉レストランなどもあります。

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また、淡路島はタマネギやレタスの一大産地です。伺った時期はまだ出荷がない時期でしたので、JAの集出荷施設を見学し、淡路島の農業についてお話しを伺いました。

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淡路島の野菜生産は、タマネギやレタスだけでなく、いろいろな可能性も探っておられます。南あわじ市には「イングランドの丘」という第三セクターによる観光施設がありますが、そこで行われているトマトやイチゴの摘み取り園は、近代的な施設野菜生産の実験施設でもあります。

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施設栽培を見学した後、それとは正反対?の自然農法を目指しておられる柴山さんの圃場を見学しました。柴山さんはIターンで南あわじ市に定住し、西洋野菜などを栽培しておられます。有機農業からはじめ、徐々に肥料も入れない自然栽培への移行を目指しておられます。小雪舞い散る中、皆熱心に話を聞いていました。

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淡路島には、人形浄瑠璃という伝統芸能が今も息づいています。淡路島人形浄瑠璃資料館では館長さんから、その歴史とともに、実際に人形の扱いについても解説いただきました。また地元の三原高校芸能部にお邪魔し、高校生の練習風景を見せてもらいました。定期試験後のお疲れの日だったそうですが、練習後に留学生らとお話しもさせてもらいました。

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 二日目は、淡路島本島の南西に位置する沼島(ぬしま)に渡りました。国うみの島である沼島は、地質学的にも貴重な島でもあります。総務省の「地域おこし協力隊」として移住された方や、以前から沼島に移住し、沼島の狭い道にあった運搬機などを開発されている「沼島のエジソン」さんに沼島の話を聞かせてもらい、実際に沼島を歩きました。短い時間でしたが、穏やかな沼島の自然と町並みに、参加者は時間を忘れ、すっかり沼島に魅了されておりました。

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