第23回KAIST-KU-NTU-NUS環境工学シンポジウムが開催されました。(2014年7月3・4日)

  第23回KAIST-KU-NTU-NUS(KKNN) 環境工学シンポジウム(工学研究科・地球環境学堂共催、京都大学教育研究振興財団後援)が2014年7月3・4日に京都大学百周年時計台記念館にて開催されました。本シンポジウムは、韓国高等科学技術院(KAIST)、京都大学(KU)、国立台湾大学(NTU)および国立シンガポール大学(NUS)の4大学で環境工学分野の最新情報交換を目的に毎年行われています。今回は京大が担当となり、海外各大学から7~12名、全体で74名の参加を得て実施されました。学生の国際学会経験とネットワーク形成に重点を置いており、かつて発表した学生が教授等となり、環境工学の研究分野を牽引しています。

シンポジウムは、藤井滋穂地球環境学堂長の開会の辞で始まり、つづいて小寺秀俊理事から歓迎の挨拶をいただきました。その後、4セッション12件の口頭発表と3セッション29件のハイブリッド発表(短時間口頭発表とポスター掲示)により、地球温暖化問題、上下水処理、廃棄物管理などについて最新の研究成果発表と活発な質疑が行われました。初日のレセプションは、聖護院御殿荘での鍋パーティーとし日本的な雰囲気の中で親睦を深めることができました。2日目は午前中の研究発表の後、午後からは草津市のし尿処理場見学と琵琶湖周遊が行われ、日本の最新の水処理技術・環境管理を理解する機会が得られました。参加者は、次年度の開催地、台湾での再会を約束し、盛況のうちに閉会となりました。

01
KKNNシンポジウム集合写真(7/3午前)

 

02

ポスター発表での活発な討議の様子(7/3午後)

 

03

テクニカルツアーでの琵琶湖湖上視察の様子(7/4夕方)