ハノイ理工科大学にて開催の「京都大学・ハノイ理工科大学 − アジア諸国に展開する地球環境学の教育・研究連携に関する国際シンポジウム」への出席の機会を利用して、山極壽一総長ら一行は、10月30日午後、ハノイ理工科大学学長を表敬訪問しました。京大側は、山極総長と北野正雄理事他、地球環境学堂と農学、工学、人間・環境学、アジア・アフリカ地域研究の各研究科の現・副・前部局長からなる10名とその他教職員らが、ハノイ理工科大学側は、Hoang Minh Son学長、Tran Van Top副学長ら他、部局長らからなる11名が、本部棟迎賓会議室で面談しました。面談は、Son学長、山極総長それぞれによる自校の紹介に始まり、今までの教育・研究連携、今後のさらなる学術交流について話題が進みました。ハノイ理工科大学とはすでに大学間学術交流協定が、さらに学生交流協定も地球環境学舎とハノイ理工科大学環境理工学部と部局間で締結されています。懇談の後には、山極総長、Son学長間で記念品の交換が行われ、その後、記念撮影をしました。
迎賓会議室でのハノイ理工科大学学長への表敬訪問から、シンポジウム会場への移動の機会を利用して、総長ら一行は、地球環境学堂が拠点を設置している環境理工学部を訪問しました。訪問では、環境理工学部の各種実験室とともに、同学部に2008年12月に設置した地球環境学堂オフィスおよび実験室を見学しました。地球環境学堂オフィスには、テレビ会議システム、事務機器等が設置され、現地協力教員のNghiem Trung Dung環境理工学部長およびNguyen Pham Hong Lien講師の管理のもと事務員を雇用し、地球環境学堂との研究・研究教育活動が実施されています。また、地球環境学舎の学生の長期インターン研修、研究調査のベースとして活用されてきました。
その後一行は、シンポ会場で他の参加者に合流し、Welcomeレセプションに出席しました。
ハノイ理工科大学学長訪問で
京都大学の国際交流活動を説明する山極総長
ハノイ理工学大学環境理工学部学堂オフィス
までの記念撮影(右端Dung学部長)