地球環境学堂が実施している“京都大学On-site Laboratory 「Mahidol環境学教育・研究拠点」”の活動として、「第4回マヒドン大学オンサイトラボラトリーワークショップ」が2020年11月27日にZoomによるオンラインで開催されました。参加者は、京都大学から39名、マヒドン大学から38名で、その他に日本、タイ、中国、ミャンマーの7大学・1組織11名が加わり、合計で88名でした。
まず、本事業のリーダーである藤井滋穂 地球環境学堂教授により、オンサイトラボの内容、本日のワークショップの予定が説明されるとともに、本日の講演者の紹介がありました。続いてZoomのブレイクアウトルームの機能を用いて、「環境工学」、「農学・食料・生態系」、「公衆衛生」、「化学工学」の4つの分科会に分かれ、それぞれの分野での研究紹介、共同研究・教育の推進のための討議が行われました。
分科会後、休憩を兼ねた取りまとめ時間を経て、総括セッションが実施されました。まず各分科会内容が報告され,ダブルディグリー他種々の教育・研究事業での進捗が進んでいる様子が示されました。続いて総合討論となり、このような機会を増やすことが協働教育・研究を推進のための重要であることが確認されました。最後は、Suwanna Kitpati Boontanonマヒドン大学准教授による閉会の辞で終了しました。
本事業は、2018年度に採択された5つのオンサイトラボラトリー事業の一つです。当初は、環境学堂単独で実施されていましたが、2020年度から農学研究科、工学研究科、医学研究科も加わり、学内での展開に着実に成果をあげており、今後の展開が期待されています。