第27回KAIST-KU-NTU-NUS(KKNN) 環境工学シンポジウム(主催:地球環境学堂,共催:工学研究科都市環境工学専攻)が2018年7月5・6日に京都大学百周年時計台記念館にて開催されました。本シンポジウムは、韓国高等科学技術院(KAIST)、京都大学(KU)、国立台湾大学(NTU)および国立シンガポール大学(NUS)の4機関で環境工学分野の最新情報交換を目的に毎年行われています。今回は京都大学が担当となり、海外各機関から12~15名、関係者を含め全体で111名の方々の参加を得て実施されました。学生の国際学会経験とネットワーク形成にも重点を置いており、かつて発表した学生が教員等となり、環境工学の研究分野を牽引しています。
本シンポジウムは、藤井滋穂 地球環境学堂教授の開会の辞で始まり、4セッション20件の口頭発表と2セッション33件のハイブリッド発表(短時間口頭発表とポスター掲示)により、水関連問題、地球温暖化問題、上下水処理、廃棄物管理などについて最新の研究成果発表と活発な意見交換が行われました。
初日のレセプションはカフェレストラン カンフォーラにて開催されました。はじめに、北野正雄 理事・副学長から祝辞があり、その後、4機関の教員・研究者・学生間で親睦を深めました。翌日は午前中の研究発表の後、午後からは京都大学の研究施設見学を実施しました。最新の環境質分析・管理、処理技術等について理解を深める機会が得られました。その後ガラディナーが開催され、本シンポジウムの総括、プレゼンテーション賞・ポスター発表賞の授賞式および次年度のシンポジウムの紹介などが行われ、参加者は次年度の開催地である台湾での再会を約束し、盛況のうちに閉会となりました。