インドネシア共和国のIPB大学農学部Suwardi農学部長らが地球環境学堂、農学研究科を表敬訪問されました(2019年11月29日)。

 11月26~28日に吉田キャンパスで開催された京都大学国際シンポジウムー東南アジアにおける地球環境学の展開ー(地球環境学堂主幹)に出席する機会を利用して、IPB大学農学部からSuwardi 農学部長、元農学部長のErnan Rustiadi 教育プログラム部長(Head of Study Program)、京都大学とのクロスアポイント教員のNurhayathi Arifin 副農学部長ら6名が、11月29日に地球環境学堂、農学研究科を表敬訪問されました。

 一行は10:00に地球環境学堂を訪問され、2名のIPBからの地球環境学舎ダブルディグリープログラム学生が陪席する中、舟川晋也 地球環境学堂長と藤井滋穂 教授と会談が行われました。ダブルディグリー次期候補生の選考状況やプログラムの将来的な課題を議論するとともに、両大学での共同授業の可能性について話し合われました。地球環境学堂は、すでに2016年度からタイ・マヒドン大学、ベトナム・ハノイ理工科大学と同時遠隔講義をしていることが説明され、IPB大学も参画を検討することとなりました。

 つづいて、11:00から農学研究科を訪問されました。農学研究科では、村上章 農学研究科長、秋津元輝 副研究科長、北島薫 副研究科長、縄田栄治 教授・ASEAN拠点所長が応対しました。農学研究科とIPBは、IPB内への京都大学サテライトオフィス設置、ダブルディグリープログラムやクロスアポイントメント制度の導入、短期交流プログラムでの学生受入れ等、様々な活動を通して長年に渡り交流を深めてきました。今回の会談では、Suwardi 農学部長からさらに農学研究科との交流を深めていきたいとの意思が表明され、京大側もこれに同意しました。その他に、IPBの若い研究者を農学研究科に派遣したいという要望や、より多くの学生を受入れ・派遣したいという希望がIPB側から示されました。表敬訪問の後の昼食会では、日本とインドネシアにおける森林管理等について活発な議論がなされ、終始和やかな雰囲気のなか、会談は終了しました。

地球環境学堂長室での集合写真

農学研究科長室での集合写真