特別セミナー“Environmental Engineering and Technology for Sustainable Development”が開催されました(2016年10月11日)。

2016年10月11日に、特別セミナー“Environmental Engineering and Technology for Sustainable Development”が開催されました。本セミナーの目的は、現在ダブルディグリー制度などの連携を進めつつあるタイ・マヒドン大学と本大学院の環境工学分野における研究・教育連携の可能性を議論することにあります。

本セミナーは、マヒドン大学からProf. Dr. Trakarn Prapaspongsaの来学、発表と、マヒドン大学のサラヤキャンパスと京大の吉田キャンパスとをビデオ会議システムにより接続して実施されました。

まず、環境調和型産業論分野の藤井教授の冒頭挨拶の後、Prof. Dr. Trakarn Prapaspongsaより、マヒドン大学における研究活動について、彼女の研究テーマであるエコインダストリーを中心とした紹介がありました。その後、環境調和型産業論分野での研究紹介として、田中周平准教授より琵琶湖沿岸水生植物群落に関する研究、原田英典助教より、途上国におけるし尿処理に関する研究、鈴木助教より有機フッ素化合物の挙動、コントロールに関する研究の紹介がなされました。続けてタイ・マヒドン大学サイドから、遠隔講義システムを用いて、Prof. Dr. Suwanna Kitpati Boontanonら研究グループの研究紹介がなされました。最後に資源循環科学論分野から、大下和徹准教授より、循環型社会形成や廃棄物処理に関する研究紹介がなされました。各発表に対し、活発な質問や議論がなされ、今後、将来的な研究の連携が期待されます。

 なお、今回のセミナーは、マヒドン大学とのダブルディグリー制度の開始に先駆けて、双方の大学で構築したビデオ会議システムの運用チェックも兼ねて実施されました。

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写真:セミナーにおける集合写真(中央モニター中はマヒドン大学の面々)