環境工学研究フォーラムを開催しました。

平成30年12月17日(月)~12月19日(水)の3日間において、地球環境学堂が共催する第55回環境工学研究フォーラム(主催:土木学会)を、京都大学 百周年時計台記念館国際交流ホールI、II、IIIを開催した。参加者は、3日間で222名であった。

12月17日(月)の午前中に、開会式および、昨年度の環境工学研究フォーラムにて発表された論文から選定された論文賞、論文奨励賞の授賞式が行われた(論文賞3件、論文奨励賞2件)。

口頭発表セッション(査読付き論文セッション)は、3日間を通じて行われ、あらかじめ投稿された81件の論文を査読審査し、選ばれた論文60件が、排水処理システム、バイオマスの有効利用、水環境、微生物、廃棄物、有害物質など、15のセッション(3会場)にて発表・議論された。本セッションの特徴は、発表1件当たり、口頭発表20分、質疑応答10分と、発表時間、質疑応答時間を長くとっていること、また各セッションの座長の他にその分野のエキスパートに参加いただき、最後にセッションテーマに関する近年の動向や、共通する課題などを含めた総括討議を行っていることにある。

また、もう一つの口頭発表セッション(自由投稿論文、環境技術プロジェクトセッション)は速報性、および自由度の高い研究報告、および環境に関わる多様な技術や地方自治体等でのプロジェクトの取組状況や成果など、計64件がポスター発表と組み合わせて、2日目に行われた。本発表の特徴は、3分のショートプレゼンテーションとポスター発表(70分)を組み合わせたハイブリッド方式により行われ、活発な議論が行われた。

さらに2日目の午後には、一般公開シンポジウム「下水道先端技術と環境工学と周辺分野の展開」が開催され、国土交通省や、周辺分野の4名の研究者から、行政の最近の話題や今後の連携が期待される周辺分野の研究例について紹介いただくとともに、パネルディスカッションが行われた。

2日目の午後には、懇親会が開催され、優秀ポスター発表賞の授賞式なども行われ、本フォーラムは盛会裏に終了した。

 

パネルディスカッションの様子

講演の様子