稲葉カヨ理事・副学長ら一行がハノイ理工科大学学長を表敬訪問および学堂ハノイ拠点を見学(2020年1月17日)

 ハノイ・アーミーホテルで開催の「第8回JASTIPシンポジウム」への出席の機会を利用して、稲葉カヨ理事・副学長ら一行が、2020年1月17日(金)午前、ハノイ理工科大学学長を表敬訪問しました。京都大学側は、稲葉理事、藤井滋穂教授・前地球環境学堂長、柴山守東南アジア地域研究研究所連携教授・前ASEANセンター長など6名で、ハノイ理工科大学側はHoang Minh Song学長、Huynh Trung Hai研究管理部長、Phung Lan Huong外事事務長ら6名で、表敬は本部棟で行われました。まず、それぞれのメンバー紹介とパワーポイントによるハノイ理工科大学の説明があり、続いて今までの教育・研究の連携、今後のさらなる交流について活発な議論がなされました。ハノイ理工科大学とはすでに大学間学術交流協定が、さらに地球環境学舎とハノイ理工科大学環境理工学部(INEST)との部局間で学生交流協定も締結されています。懇談の後には、記念品が交換され、記念撮影が本部棟前で行われました。その後、稲葉理事ら一行は、Nguyen Pham Hong Lien講師の案内で、Ta Quang Buu図書館のハノイ理工科大学展示室ら、キャンパス内の施設を見学しました。

 キャンパス見学の後、INESTの会議室で、稲葉理事の歓迎会が行われました。この歓迎会では遠隔会議システムで京都大学地球環境学堂、学堂が同じく連携しているマヒドン大学(タイ)、IPB大学(インドネシア)、フエ大学(ベトナム)、王立農科大学(カンボジア)、チャンパサック大学(ラオス)も参加しました。参加者は、ハノイ理工科大学がNguyen Thi Anh Tuyet環境理工学部長、Nguyen Duc Quang環境理工学副部長ら約20名、京都大学も含めた遠隔地点からの参加者が約20名でした。歓迎会では、まず海外を含めた参加者の紹介が行われ、続いてTuyet部長によるINESTおよび学堂との教育連携の説明がされました。その後、プレゼントの交換、最後は遠隔参加者を含めた記念撮影で本歓迎会は終了しました。その後、INEST内の京大拠点を見学の後、ハノイ理工科大学を出発し、「JASTIPシンポジウム」の会場に向かいました。

 ハノイ理工科大学には、京都大学で博士号を取得した教員が12名おり、その他に京大の修士課程を修了、あるいは短期研修に参加した教員・学生が15名近くいます。彼らの多くが今回の稲葉理事歓迎会に参加しており、協力関係が今後さらに発展することを予想させる一日でした。

写真1 表敬訪問でプレゼント交換をする稲葉理事とSong学長

写真2 ハノイ理工科大学本部棟の前での記念撮影

(左側が京都大学訪問者で、右側がハノイ理工科大学メンバー)

写真3 ハノイ理工科大学の展示室での見学の様子

写真4 環境理工学部での稲葉理事歓迎会での集合写真