京都大学は2005年度から、中学生に大学の授業を体験してもらい研究の魅力を伝える「ジュニアキャンパス」を実施しています。地球環境学舎は2010年度から“留学生と一緒に世界の環境問題を考えよう”という授業をしており、例年好評を頂いています。
今年度は、9月20日(土曜日)・21日(日曜日)に「ジュニアキャンパス2014」が開催されました。学舎では21日(日曜日)の午前と午後に授業を行い、各回16人ほどの中学生を受け入れました。学舎に在籍する留学生が自国の環境問題や自分の研究について発表したのち、中学生・留学生・教員を交えた小グループに分かれて自由にディスカッションしました。どのグループも日本語と英語の混ざったやり取りで盛り上がり、40分のディスカッションはあっと言う間に終わってしまいました。参加した中学生からは、「今まで環境問題に興味が無かったけれど、少し興味が持てるようになった」「環境問題は遠い国の事だと思っていたけれど、留学生と話して身近に感じた」「環境を守るために自分たちにも出来る事がたくさんあると分かったので実践していきたい」「日本の伝統建築が日本の気候に合っていて環境にやさしいとは知らなかった。新しいことだけが良いことではないのだと分かった」などの感想が聞かれました。