地球環境学堂は、環境学分野における教育・研究・ビジネスの国際協働に関わる会議を開催しました。(2015年12月11-14日)

地球環境学堂は、環境学分野における教育・研究・ビジネスの国際協働に関わる国際シンポジウム、環境学分野における教育・研究・ビジネスの国際協働実践のための国際ワークショップ等を12月11日から14日の間、京都大学にて開催しました。

11日に益川ホールで行われたシンポジウムは、16カ国25大学や7社の民間企業をはじめとする産官学の分野から総勢152人の参加者を得て開催されました。シンポジウムは藤井滋穂 地球環境学堂長の開会の辞で始まり、続いて来賓のカンボジア王立大学NGO BUNTHAN学長、アイルランド・コーク大学のJohn Sodeau教授、JETRO京都貿易情報センターの石原賢一所長のご挨拶の後、稲葉カヨ国際担当理事に主催校挨拶を賜りました。メインセッションでは、京都大学の教育・研究・ビジネス連携取組みについて、農学研究科の国際連携、工学研究科の国際協働活動、そして地球環境学堂で進めている教育・研究・ビジネスに関わる4つのプロジェクトの説明がなされ、盛況のうちに閉会となりました。

12日に地球環境学堂大講義室で開催されたワークショップでは84名が参加し、教育・研究・ビジネスの国際協働の実践に関する報告と討議が行われました。ワークショップは、ダブルディグリーセッションと、教育研究協働セッションとの2つを並行して実施の後、総括セッションで両者の報告・議論の紹介と統合議論を行いました。ダブルディグリーセッションでは、大学間の修士課程ならびに博士課程の共同学位やダブルディグリープログラムに関する各大学の受け入れ方針や奨学金、期間や各大学の課題など、具体的な事例に基づいた意見交換が行われました。一方、教育研究協働セッションでは、これまでの民間企業と大学の共同開発・活動の事例や、フィールド教育の活動事例、ASEAN諸国における産官学の国際連携を支える枠組みなどの紹介がありました。どちらのセッションにおいても、さまざまな提案や問題の共有がなされ、今後も環境学分野における協働にむけて、継続して協力していくことが確認されました。

さらに13日はダブルディグリーに関わる実務者会議を個別大学と、14日には京都市内の廃棄物処分場等のスタディーツアーを実施し、一連の会議行事を終了しました。

集合写真
シンポジウムでの集合写真

ワークショップ
ワークショップの様子

4. Study Tour (スタディツアーの様子)
スタディ・ツアーの様子