平成25年2月20日午後、ベトナム・フエ市の代表団が、本学を訪問されました。
ファン・チョン・ビン市長をはじめとする一行8名は、森純一国際交流推進機構長より両大学間の交流についての説明を受け、今後もフエ大学との研究・教育両分野での交流を深めていくことが確認されました。会談後、地球環境学堂・学舎にて、関連教員、学生らが参加するワークショップが開催されました。まず藤井滋穂学堂長より、共同研究、学生交流、インターンシップについての説明があり、ついで学生らによる活動紹介がなされ他の後、今後のフエ市との研究教育の協働について意見交換が行われました。このワークショップは、フエ市訪問団、京都市、京都大学教員、フエ活動日本人学生、フエ大学出身学生ら40名が京都大学で参加する他、フエ農林大学とのテレビ会議システムを通じて、レ・バン・アン副学長、京都大学卒業生3名を含む約30名がフエから参加し、活発な議論が展開されました。
ワークショップ後は、フエ市の代表団は、京都市が主催する「京都市・フエ市パートナーシティ提携式及び歓迎レセプション」のために京都市国際交流会館に移動しましたが、京都大学からも森国際交流推進機構長を初め15名の教員・学生が招待されました。昨年4月にフエ市で開催の世界歴史都市会議のため、京都市門川大作市長一行がフエを訪問した際、京都大学はフエ庭園住宅研究紹介・京都大学フエオフィス見学などの案内を務めています。
京都大学では平成19年にフエ大学と大学間交流協定を締結し、国際交流科目の実施、文部科学省科学技術戦略推進費「戦略的環境リーダー育成拠点形成」事業による海外フィールドキャンパスの設置、JICA草の根技術協力事業の実施など通じて共同研究、教育交流、社会貢献事業を行っており、今後も同大学との連携を核としたフエ市との協力が期待されています。
フエ市代表団との記念撮影。前列左端がファン・チョン・ビン フエ市長で隣がグエン・キム・ユン同市議事会長
交流会の様子