2013年3月11日に東京で開催された「東日本大震災復興支援イベント~教育・研究機関としてできること、そしてこれから~」に,国際環境防災マネジメント論分野の松浦象平研究員,Rajarshi DasGupta君(D1),野口裕介君(M2)と,社会基盤親和技術論分野の高井敦史助教の計4名が参加し,地球環境学堂の取り組みを紹介しました。このイベントは,東日本大震災発生から2年を迎えるに当たり,各機関がこれまで取り組んできた復旧・復興等について,国民の方々に発信し理解増進を図るとともに,被災地支援の風化を防ぐことを目的としたものです。 文部科学省庁舎前の中央ひろばで開催された同イベントには,計54の国立大学や独立行政法人がそれぞれブースを設け,これまでの取り組み内容を紹介しました。地球環境学堂は各研究室・個人の取り組みをポスター展示し,コミュニティーラジオの役割や学校を中心とした復興まちづくり,無水屎尿分離トイレ,災害廃棄物処理など,これまで貢献してきた内容,あるいは今後の災害への備えとしての防災活動内容を幅広く紹介しました。老若男女問わず,多くの一般の方や政府関係者など約2,000名が来場され,地球環境学堂の取り組みにも熱心に耳を傾けていただきました。途中,下村博文文部科学大臣と森口泰孝文部科学事務次官も立ち寄られ,学堂の活動内容にも理解を示していただいたことは,今後活動していく上でも大変大きな励みとなりました。このように多くの方々がイベントに参加されたことからも,震災から2年が経ってもなお,被災地の復旧・復興活動に高い関心があることが伺えます。この機会を励みに,今後ますます研究を通して被災地に貢献できればと思います。 最後になりましたが,同イベントのブース運営には,京都大学フィールド科学教育研究センター徳地直子教授にもご尽力いただきました。徳地教授は,フィールド科学教育研究センターが主体となって活動している学生ボランティアについて紹介され,京都大学のブースを盛り上げていただきました。謝意を表します。
下村文部科学大臣に取り組み内容をご説明する松浦研究員
森口事務次官に取り組み内容をご説明する高井助教
ブース前での京大参加者集合写真
京都大学のブースの様子