グローバル化は,人・モノ・カネの流れを自由にすることで,多国籍企業がお金儲けをしやすい環境を整備しつつも,所得格差を拡大し,自然資源の過剰採取や環境悪化を招いてきました.その半面,温室効果ガス排出削減を目的として2015年に合意されたパリ協定など,国際環境条約や協定の交渉を進めて批准を促し,持続可能な発展を可能にするガバナンスの構築にも寄与してきました.
ところが2016-17年かけて,パナマ文書の公開に端を発する多国籍企業批判,英国の欧州連合離脱表明,「米国第一主義」を掲げ自由貿易協定の再交渉を主張するトランプ大統領の誕生など,グローバル化に逆行する動きが顕著になってきています.
こうしたグローバル化への逆行,あるいは反グローバル化の中で,いかに地球環境を保全し,世界中で持続可能な発展を実現していけばよいのでしょうか.本フォーラムでは,この方法を探ります.
日時
2017年5月20日(土) 13:30~16:45
場所
京都大学 北部総合教育研究棟1階 益川ホール
参加料
無料
定員
先着170名 (残席がある場合は当日参加受付可能)
プログラム
- 13:00 受付開始
開会の挨拶
- 13:30~13:40
講演
・13:40~14:20 「反グローバル化時代に経済と環境はどうなるか」 宇佐美 誠(京都大学大学院 地球環境学堂 教授)
・14:20~15:00 「英国の欧州連合離脱・トランプ現象をどう見るか」 柴山 桂太(京都大学大学院 人間環境学研究科 教授)
・15:00~15:10 休憩
・15:10~15:50 「グローバル化の負の影響への処方箋:国際連帯税と多国籍企業の租税回避対策」 望月 爾(立命館大学法学部 教授)
総合討論
- 15:55~16:40
閉会の挨拶
- 16:40~16:45
(注)講演者、講演内容などは事前の予告なく変更することがございます。
申し込み方法
参加を希望される方は、下記リンク先のフォームもしくはファックスでお申し込みください。
» お申し込みフォーム
お問い合わせ
京都大学地球環境フォーラム事務局:地球環境学堂
Tel: 075-753-5630 Fax: 075-753-9187
主催
京都大学大学院地球環境学堂
協賛
京都大学教育研究振興財団
後援
森里海連環学教育ユニット