現代の地球環境学の成果を<京ことば>で練り直すことにより、世界環境都市にふさわしい、あらたな、力のある美意識や生活文化をさぐり、地域にひろめるための連続懇話会です。
伝統的な京町家を舞台に、今回は「路面電車」をテーマとして開催いたします。皆様のご来場を、心よりお待ちいたしております。
開催を予定しておりました第43回嶋臺塾は,新型肺炎の感染拡大防止のため当面延期とさせていただきます。
すでに申込いただいた方,楽しみにしていただいた方,皆様にはご迷惑おかけしますが,どうかご理解いただきますようお願い申し上げます。次回開催は未定ですが,この災難が過ぎましたら,再びこのテーマで実施する予定です。開催が決まりましたらご案内申し上げます。
(令和2年2月26日)
第43回 延期となりました
第43 回 市電が走る街
日 時: 延期となりました
洛中から:「私が見ていた京都の市電」
廣庭 基介 氏(元 花園大学文学部客員教授)
大学から:「 路面電車が生み出す都市の魅力と活力 」
中川 大 氏(京都大学名誉教授・富山大学副学長)
司 会: 吉野 章(京都大学大学院地球環境学堂 准教授)
協 力: 嶋 臺 (しまだい)
かつては路面電車が縦横に走った京都の街。昭和53年に市電は全面廃止されましたが,その存続・復活を望む人も多くおられたようです。21世紀に入ってからもライトレール(LRT)による市電の復活を求める声が上がるなど,京都はまだ路面電車を忘れていないのでしょう。
今回の嶋臺塾では,街を走る路面電車を取り上げます。路面電車は,環境にやさしい公共交通機関でありながら,自動車交通との競合が問題とされます。すでに,いろいろな研究会やシンポジウムで,路面電車の是非やあり方について論じられていますが,嶋臺塾では,私たちの暮らしに引き寄せて,路面電車について考えてみたいと思います。
お話しいただくお一方は,元京都大学付属図書館にお勤めで,その後花園大学に移られた廣庭基介さんです。電車の写真がお好きで,京都市電の写真集もまとめられておられます。市電が走っていたころの京都の風景をご紹介いただきながら,市電との付き合いについて語っていただきます。
また,京都大学時代から交通工学のお立場から公共交通を研究されてきた中川大さんにもお越しいただきます。中川さんは,現在富山大学に移られておられますが,富山市というところは,路面電車を最も積極的に取り入れている街です。そうした事例も含め,世界各地で復活している路面電車や復活している理由についてお話しいただく予定です。
参加申し込み方法
電話またはFAXにて事前に申し込みください。
FAXの場合、住所、氏名、電話・FAX番号をご記入ください
先着順(定員60名)
※ 定員埋まり次第締め切ります。
お申し込み・お問い合わせ先
(定員60 名・要事前申し込み)
京都大学 地球環境学堂 総務掛
電 話 (075) 753-5630
FAX (075)753-9187