京都大学と教育研究交流協定を全学レベルで締結しているハノイ理工科大学(HUST)の60周年式典および関連行事が、2016年10月14日、15日に開催され、地球環境学堂の藤井滋穂教授が招待され、出席しました。ハノイ理工科大学はベトナムで最初に設立された工学系大学で、地球環境学堂とは2012年の部局間教育研究交流協定と学堂オフィスの設置以降、留学生の受入、インターンシップ生の派遣、共同研究の実施、共同教育プログラムの推進など、積極的に協働しています。
一連の行事は、10月14日午前のUniversity-Industry Linkage Seminar(AUN-SEED-Net他が主催)に始まり、午後のCampus Tour、夕方の歓迎祝賀会と続き、翌日の60周年式典で終了しました。海外からは、欧米アジア等より、多数が招聘されており、日本からは藤井教授のほか、芝浦工業大学5名、名古屋大学3名、長岡技術大学2名が出席していました。
10月14日の歓迎祝賀会では、Hoang Minh Song学長、Huynh Quyet Thang副学長ら大学要人らが出席のもと、海外の招聘者が夕食に招待されました。その中で、特別貢献賞(Recognition Award for Outstanding Contribution to HUST)が、藤井教授を含む10名の招待者に授与されました。一方、翌日の60周年式典は、Trần Đại Quangベトナム大統領、Phùng Xuân Nhạ教育訓練省大臣ら政府要人が出席し、またテレビ他多数の報道関係者が加わる中、盛大かつ厳かに実施され、ハノイ理工科大学のベトナムにおける重要性が認識されるものでした。その中で、ハノイ理工科大学には、第2回目となるHo Chi Mingメダル(1回目は創立50周年式典)が大統領より与えられました。
Huynh Quyet Thang副学長から藤井滋穂教授への特別貢献賞(Recognition Award for Outstanding Contribution to HUST)の授与(10.14)
祝賀会でのHUST学長(右から4人目)らとの記念撮影(10/14)