2005 年に日中環境技術研究講座として開設され、工学研究科や地球環境学堂を中心に運営されてきた京都大学-清華大学環境技術共同研究教育センター (以下、センター ) が、2016年度より、第4期の運営に入ることとなり、2016年9月6日にそのキックオフシンポジウムが京都大学桂キャンパスで開催され、日本サイドとして、京都大学から、北野正雄理事・副学長、北村隆行工学研究科長、藤井滋穗教授、田中宏明センター日本側主任、大下和徹准教授らが参加し、加えて、センター協議会矢尾眞幹事長、センター協議会関連企業などの関係者が参加しました。また、清華大学深圳研究生院からは、夏广志副院長、センター中国側主任胡洪営副院長、副主任管运涛教授、王伟教授ら、合わせて 59名が出席し、これまでのセンターの歴史を振り返りつつ、新たな第4期を迎えての展望などが講演されました。また、中国からの参加者からは最新の中国の環境問題の現状が報告され、種々の課題が共有されました。
なお、本シンポジウムの前日9月5日に、清華大学深圳研究生院の夏广志副院長、センター中国側主任胡洪営副院長、副主任管运涛教授、王伟教授らは、地球環境学堂を訪問し、藤井滋穂教授、田中宏明教授、大下和徹准教授らと、地球環境学堂と清華大学深圳研究生院との間でDouble Degreeの実施可能性に関する打ち合わせが行われました。その後、京都大学北野正雄理事を表敬訪問し、記念品の交換や、京都大学と清華大学深圳研究生院それぞれの国際交流の状況について情報交換がなされました。
第4期においても、本センターが、日中の共同教育・研究に関するプラットフォームとなり、ますます京都大学と中国清華大学との交流を促進していくことが期待されます。